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LINEスタンプの収益と売上|分配率・手数料・税金【2026年】

LINEスタンプの収益の仕組みを、公式の計算式で解説。売上総額からプラットフォーム手数料を引いた額の50%が分配額になり、源泉所得税を引いて、1,000円を超えたら送金を申請できます。計算例つき。

LINEスタンプの収益の仕組み。柴犬のスタンプのサンプル
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LINEスタンプの収益は、売れた金額(売上総額)からアプリストアなどの手数料を引き、その50%が分配額になる仕組みです。分配額から源泉所得税が引かれ、残りの送金可能額を、分配額の合計が1,000円を超えたときに自分で申請して受け取ります。この記事では、公式の計算式、手数料の率、送金の流れ、税金までを、計算例つきで説明します。

内容は2026年10月9日時点の公式ヘルプにもとづいています。売れる金額は、公式も保証していません。制作から審査までの手順は、LINEスタンプの申請方法にまとめています。

収益が入るまでの流れ

  1. スタンプが購入される
  2. 売上総額からプラットフォームの手数料を引き、その50%が分配額になる
  3. 毎月末日で集計し、翌月の中旬ごろに分配額が確定する
  4. 分配額から源泉所得税が引かれ、送金可能額になる
  5. 分配額の合計が1,000円を超えたら、自分で送金を申請する
  6. 登録した送金先へ振り込まれる(ヘルプでは申請から90日以内、利用規約では約45日以内)

クリエイター登録に費用はかかりません。LINEアカウントがあれば、誰でも登録できます。

分配額の計算式

審査を申請した日が2015年2月1日以降のスタンプは、公式ヘルプの次の式で分配額が決まります。

分配額 =(売上総額 - プラットフォームの手数料)× 50%

売上総額は、マイページに確定額として通知される金額です。手数料は、スタンプが購入された場所ごとに決まっていて、公式ヘルプには次の率が書かれています。

購入された場所手数料
Apple App Store(2026年1月1日以降に日本で購入)売上総額の26%
Apple App Store(日本以外での購入、および2025年12月31日までに日本で購入)売上総額の30%
Google Play売上総額の30%
LINE STORE売上総額の30%

LINEコインで買われた分は、公式が定める換算レートで円に直されます。日本で買われた場合、2024年12月1日以降の購入分は1コイン=2.13円です。

価格に消費税等が含まれる場合は、売上総額から消費税等を引いた金額をもとに分配額を出すと、利用規約(9.4)に書かれています。返金の対象になった売上など、売上総額に含まれないものもあります(利用規約9.1)。

マイページの表示と、実際の計算に使う設定が合わないことがあっても、最終的に分配額が減らないように調整していると、公式ヘルプには書かれています。

計算例(売上総額を10,000円、消費税等は考えないと仮定)

購入された場所手数料分配額源泉所得税を引いた送金可能額の目安
Apple App Store(日本、2026年1月1日以降)2,600円3,700円約3,320円
Google Play、LINE STORE、Apple App Store(日本以外)3,000円3,500円約3,140円

源泉所得税は、日本に住む個人で、支払金額が100万円以下のときの10.21%で計算しています。端数の処理は公式ヘルプに書かれていないため、あくまで目安です。実際の金額は、売上総額の内訳(どこで買われたか)や、消費税等の扱いで変わります。

送金の条件と手数料

  • 送金先の登録。 LINE Creators Marketのマイページで、[アカウント設定]→[送金先情報]に入力して登録します。スマホやタブレットは推奨環境の外なので、PCで登録してください
  • 送金先。 日本国内に住んでいる場合は、日本国内の金融機関(銀行・信用金庫)です。日本国外(タイを除く)に住んでいる場合は、PayPalのプレミアアカウントかビジネスアカウントです
  • 申請できる額。 分配額の合計が1,000円を超えると、[送金申請]のボタンが使えます。毎月中旬ごろまでは集計期間で、申請できません
  • 送金されるまで。 公式ヘルプには、申請した日から90日以内に送金すると書かれています。利用規約には、請求を受け取った日から約45日以内と書かれています。書き方が違うので、余裕をみてください
  • 手数料。 日本国内への銀行振込は495円です。PayPalは送金可能額の2.0%(上限5,000円)です。送金にかかる手数料はクリエイターの負担で、分配額から差し引かれると、利用規約(9.3)に書かれています
  • 表示される通貨。 送金可能額は、登録した国に関わらず、日本円で表示されます

申請しなければ、毎月の分配額はたまっていきます。1,000円を少し超えただけで申請すると、源泉所得税と振込手数料のぶんだけ手取りが目減りします。振込手数料が気になるときは、ある程度たまってから申請する方法もあります。

ただし、LINEから受取方法の指定や受領を求める通知が届いたのに、1年以内に対応しないと、分配額を受け取る権利を放棄したものとみなされることがあります(利用規約9.7)。通知が届いたら、早めに対応してください。

税金|源泉所得税と確定申告

クリエイターがスタンプを販売することは、クリエイターが持つ著作権の使用にあたるため、源泉所得税の対象になります。公式ヘルプの税率は次のとおりです。

クリエイターの区分源泉所得税
日本に住む個人(支払金額が100万円以下)支払金額 × 10.21%
日本に住む個人(支払金額が100万円を超える)(支払金額 - 100万円)× 20.42% + 102,100円
日本に住む法人対象外(0%)
日本に住んでいない個人または法人一律20.42%(租税条約の届出で軽減・免除になる場合あり)

ここでの支払金額は、源泉所得税や送金・為替手数料が引かれる前の分配額です。

源泉所得税が引かれることと、確定申告が必要かどうかは、別の話です。国税庁のタックスアンサーによると、給与を1か所から受けていて、その全部が源泉徴収されている会社員は、給与以外の所得(収入から必要経費を引いた金額)の合計が年間20万円を超えると、確定申告が必要になります(申告すると税金が戻る人は除く)。給与を2か所以上から受けている場合など、条件が違うこともあります。所得の区分や経費の考え方は、人によって違います。判断に迷うときは、国税庁や税務署、税理士に確認してください。

LINEスタンプ プレミアムの分配

LINEスタンプ プレミアムは、クリエイターズスタンプ、クリエイターズ絵文字、クリエイターズ着せかえが使い放題になる定額制のサービスです。参加すると、加入しているユーザーが自由に使えるようになります。個別の販売は、参加していても続けられます。

2026年7月1日からの売上は、公式ヘルプの次の式で分配額が決まります。

分配額 = サブスクリプションサービスのユーザー数 × 12円(税別)× 送信割合

2026年6月30日までの売上には、別の式が使われていました。参加するときの条件は次のとおりです。

  • 参加の設定は、初期状態で[参加する]になっています
  • 販売開始から180日以上たっていないと、参加できません
  • 設定を変えた内容は、翌月以降に適用されます
  • 販売エリアに、日本・台湾・インドネシア・タイのいずれかを入れます
  • カスタムスタンプとメッセージスタンプは、対象外です

LINEスタンプメーカーで作ったスタンプの扱い

LINEスタンプメーカーで作ったスタンプには、特別なルールがあります。売上の分配を受けられるのは、次のどちらかです。

  • 2019年6月25日以前に、初めて審査をリクエストしたスタンプ
  • LINEスタンプメーカーのVersion4.0以降で、申請時の分配額設定に[有料ダウンロード/売上分配額あり]を選んで、審査をリクエストしたスタンプ

2019年6月26日以降に審査をリクエストしたスタンプは、クリエイター本人に限り、無料でダウンロードできます。ただし、[有料ダウンロード/売上分配額あり]を選ぶと、この無料ダウンロードは使えません。収益を目指すのか、自分用に使うだけなのかで、申請時に選ぶ設定が変わります。自分用の使い方は、LINEスタンプを自分用に作る方法で説明しています。

「収益が出るのか」を考えるとき

LINEスタンプメーカーの公式の案内には、SNSで宣伝して、毎月数十万円の分配額を受け取るクリエイターもいると紹介されています。一方、同じページの分配額の例には、金額の分配を保証するものではないと書かれています。実際の金額は、販売価格、買われた場所や地域などで変わります。

見つけてもらうために、公式が用意している設定には、次のようなものがあります。

  • タグ設定。 [おはよう]などのタグを設定すると、LINEのメッセージ入力欄で、その言葉を入力したときに、スタンプが候補として表示されます。タグは9個まで登録できます
  • 販売エリア。 販売する国を選べます。審査の項目を減らしたいときは、販売エリアを最小限にするのが、公式のコツとされています
  • 販売価格の変更。 販売中に価格を変えるには、いったん販売を停止します。停止すると、3時間は再開できません。変更したあとは、再開から24時間は、もう一度変えられません

登録の費用はかからず、登録できる数にも制限はありません(1日の審査リクエストは30回まで)。収益を見込むときは、1セットあたりの分配額の目安と、制作にかかる時間を比べておくと、続けられるかどうかを判断しやすくなります。

副業として始める前に

  • 会社員の場合は、勤務先の就業規則で、副業が認められているかを確認します
  • 売上と、制作にかかった費用の記録を残しておくと、あとで申告するときに役立ちます

よくある質問

売上はいつ入金されますか?

毎月末日で集計し、翌月の中旬ごろに分配額が確定します。送金は自分で申請する方式です。分配額の合計が1,000円を超えると[送金申請]ができます。送金されるまでの日数は、公式ヘルプでは申請から90日以内、利用規約では請求の受領から約45日以内と、書き方が違います。余裕をみてください。申請しなければ、毎月の分配額はたまっていきます。

少額でも送金できますか?

分配額の合計が1,000円未満のあいだは、送金申請ができません。1,000円を超えるまでは、分配額が積み上がります。

振込手数料はいくらですか?

日本国内の金融機関に振り込む場合、振込手数料は495円です。日本国外でPayPalを使う場合は、送金される送金可能額の2.0%(上限5,000円)で、受け取る通貨によってはPayPal所定の為替手数料もかかります。

源泉所得税は引かれますか?

引かれます。日本に住む個人は、支払金額が100万円以下なら10.21%です。日本に住む法人は対象外(0%)、日本に住んでいない個人や法人は一律20.42%です。租税条約の届出書を出すと、軽減や免除になる場合があります。

LINEスタンプメーカーで作ったスタンプでも収益は出ますか?

2019年6月26日以降に審査リクエストしたスタンプは、申請時に[有料ダウンロード/売上分配額あり]を選んだ場合に限り、売上の分配を受けられます。この設定にすると、クリエイター本人の無料ダウンロードは使えません。

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